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20代医大生のブログ。日々の情報収集のアウトプット。

堀江貴文の近畿大学卒業式でのスピーチを改めてまとめてみた

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こんにちは、HIROです。

 

自分が2,3年前にyoutubeでたまたま見たホリエモンのスピーチを先日久々にみて、今後の人生で出来るだけ意識に留め続けておきたいと思い、ブログに残します。

 

自分も医学部4年生が終わりに近づいてきて、先日高校の同窓会もあり、高校の同級生は4月から社会人になります。

ちょうど今が卒業式のタイミングということもあって、自分に向けたメッセージととらえてもう一度このスピーチについて考えてみたことをまとめてみます。

 

これまで生まれてから20何年間か、レールの敷かれた上をただ走ってきた人生をここで終えることになります。

 

というメッセージからこのスピーチは始まります。

世の中の劇的な変化の中で、人類は日々進歩し、今まで当たり前と言われていた働き方は今後はできなくなるかもしれない、

ホリエモンはまず最初に警告します。

 

自分が歩んできた22年間の人生はまさにレールの上を突っ走ってきた人生だったのかなと思っています。

親の勧めで幼い頃から受験をし、中学に上がってからもより良い塾で上位の成績を取れるよう努力し、大学受験戦争で医学部合格を果たしました。

大学入学後もCBTの点数をめぐって勉強し、ここからも国試を乗り越えるために勉強することになるでしょう。

卒業後は研修医を経て医局に入って、良い年になったら開業して。。。

 

医師になる人は、まさにこの決められたレールの上を上手に、レールから外れないように、できるだけ速く進める人が”良い医者”になれたのかなと感じています。

そしてこれは今後数十年間は通用する話かもしれません。

 

しかし、医師以外の業界においてこれは当てはまらなくなってきています。

AIの台頭によってどんな職業がなくなるのか?なんて最近よく話題になる話ですよね。

AIによる画像診断、ダヴィンチによるロボット手術、AI問診...

医師も人が取って代わられる時代がいつ来てもおかしくありません。

 

ホリエモンはそうなる前に自分で、準備をしておこうということをメッセージとして伝えています。

では準備をするために何をすべきか?

 

そこで提案しているのが

「自分で情報を得よう」

ということです。

 

インターネットやSNSが普及した今、時代の先端を行く人たち、時代を動かす人たちの考えを簡単に入手することができます。

 

時代に乗り遅れないようにしようと思ったら、情報に接することを怠るなということです。

 

自分はこのスピーチを聞くまでは、情報の持つ価値などにはほとんど目を向けずに生きていました。

実際、医師になるための情報に関してはある程度の知識を持っていましたが、政治・経済のことなど世の中全体の流れを見ようという意識は低かったです。

ただここ1年程、できるだけ多くの情報をインプットするということを続けてみて、世の中の技術革新、医療業界の進歩のスピードには驚かされるものがありました。

 

医療分野で世の中にはこんなに面白いサービスがあるのか、ITと組み合わさってこんなことまでできるんだ、など医療分野だけでも新たな発見がたくさんありました。

 

得た情報がすぐに役に立つかは別として、ベースの知識として自分の血肉になっていくものなのかなと感じています。

 

そしてホリエモンはこう続けます。

「情報を得るだけではだめで、それを自分の頭で考えて、整理して、世の中に発信していく必要がある。そうすることで自分なりの判断ができるようになる。」

「なぜこれをやる必要があるのか。それは、これからは権威(マスメディアや上司など)が全くあてにならない時代になるから。」

 

つまり、自分で、人生に対する正しい判断をできるようになるために、日ごろから信用できる情報をインプットして、それを整理して、発信しようよ!ということです。

 

ここでなぜわざわざ発信までしなければならないのか、インプットで終わらせてもいいじゃん、ということについて考えてみます。

 

アウトプットまでやった方がいい理由はいくつかあると思っていて、1つはホリエモンが言ったように頭が整理されるから。しっかり理解できていないと、アウトプットはできないし、できても質が伴わない。

また、それは違うんじゃない?と思う人からの意見などによってより情報の精度が上がっていくこともあるでしょう。

 

もう一つは、情報を発信することにより、世界へとその情報が伝わることでフィードバックが得られることかと思います。

価値のある情報にはいいね、やリツイートがつき自然と評価される仕組みができていて、それが最終的にはフォロワーという形だったり読者という形で表れてきます。

自分はアウトプット始め立てでまだまだひよっこですが、自分自信や考えたことを表に出すことによってはじめて評価が得られるのかなと思います。

フィードバックが得られることで、自分の考えに対する自信にもなるし、客観的な視点を手に入れることになります。

 

 

そして話はグローバル化へと進みます。

札幌とタイでのマッサージの料金がたった2倍の差しかないこと、

タイでの高給取りの人がどんどん増えていることを例に挙げて、

東南アジアを含めた世界の国が急速に発展していることを伝えています。

 

さらに、インターネットの普及によって世界中の国の人が、世界最高峰の知に容易にアクセスできるようになります。

つまり、これから日本人は世界の全人口相手に競争をしていかなければならなくなる、それがグローバル化の本当の意味であり、それに対して危機感を抱いていなければなりません。

 

例えば日本の医師不足を補うために、海外から医師の募集を始めたらどうでしょう。

そのころには言葉の問題はテクノロジーによって解決されているかもしれません。

すると日本の医師は世界中の医師と競争しなければいけなくなるでしょう。

 

グローバル化という意味でも、情報を収集して、アウトプットするという努力を怠っていると時代に取り残されちゃうよということです。

 

そしてスピーチは最後のメッセージへとつながります。

 

このような時代において、今まで安泰と言われていた企業への就職はもはや安泰ではなく、潰れたり、合併することになる。

そして10年、20年後、今常識と思っていることが常識ではなくなる可能性が高い。

 

ではどのようにしてこれから生きていけばよいのでしょうか。

 

最初に伝えた情報を得ることに加えて、

常識に縛られないこと。

常識、道徳、倫理というものは5年、10年単位で簡単に書き換わるし、グローバル化によってそれが加速していく。

だからそれに縛られた考え方をしていてはいけない。

 最近では中国での「ヒト」の遺伝子操作が問題となりました。

当然、今の医学界では倫理に反しており、完全にルール違反です。

ただ10年、20年後倫理面に対する議論が確立し、人々の考え方も変化していけば実際に応用されることもあるかもしれません。

その意味では、もちろんルール違反は問題ですが、倫理や常識というものは変わっていくということを頭に入れておく必要はあると思います。

 

さらにホリエモンのメッセージは続きます。

 

ただ、未来を悲観する必要はない。

未来はみんなの心がけ次第である。

これからたくさんの失敗をしていくと思う。チャレンジをすることは失敗する確率が上がるということだから。

失敗した時の最も良い処方箋は失敗した段階で、その場で対応策を練り、反省をする。後は酒でも飲んで忘れて、後悔はしないこと。

そしてこれからチャレンジすることはうまくいくと思い込むこと。

 

老後のこと、50年後のことなんて誰にもわかりっこない。

5年後の予測ですらできないのだから、未来のことを考えたって仕方がない。

過去の出来事を悔やんでいる時間もない。

ではどうすれば楽しく生きられるのか?

それは今を集中して生きる、ということ。寝食を忘れてまで目先のことに集中すること。それをしないと何も始まらない。

このメッセ―ジには心から共感しました。

スピーチを聞いた人でこのメッセージに心を動かされた人も多いのでは。

 人間、失敗を恐れて挑戦を避けることもあるでしょう。

失敗をしたらしたで、それを後悔して次に進めない。

そんな時に「今を生きる」という言葉を忘れずに、色々なことにチャレンジしていきたいものです。

 

ホリエモンの最後に贈る言葉

未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。

 

しっかり心に留めてこれからの人生頑張ります。

では!Take it easy.